Thursday 8 October 2015

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私は、201641日~43日に東京で開催される「コパ・プーマトレーロス2016」に、ネパールの少年が参加できるように支援する組織「ネパール少年サッカー応援しよう!」プロジェクトの代表者ゴウチャン サラドウ クマル と申します。

ネパール北部に連なる世界の屋根ヒマラヤ連峰の西外れにあるダウラギリ峰(標高8167メートル)の高地に住むタカリー族の小さな村で育ちました。タカリー族は、世界中に12000人ほどしかいない少数民族です。20年前に勉強のために来日した後、民族を支援する会(タカリ・セワ・サミティ)を設立し、現在は顧問を務めています。さらに、日本とネパールの友好関係促進のために、様々な分野で積極的にボランティア活動を行っています。世界の最貧国の1つであるネパールの子供たちが、将来に夢を持てるよう、このプロジェクトを成功させたいと思っています。
東京都杉並区で活動する地域密着型サッカークラブであるFCトレーロスに、1人のネパール人少年が所属していたことがきっかけで、FCトレーロス代表の平野氏から今大会のアジア枠にネパールサッカーチームを参加させて欲しいとのお話がありました。
ネパールの子供たちはサッカーが大好きです。しかし、谷から尾根まで段々畑が続く山岳地域ではサッカーを楽しむ平坦なグラウンドが少なく、ユニフォームどころかボールや靴さえ満足に買うことはできません。まして、地震の被災地では全村が崩れ落ち、収穫もありませんでした。先進国の少年たちと戦うレベルに達していないことも心配でしたが、それ以上に渡航費用やユニフォーム、滞在のための諸経費を用意できるだろうかと悩みました。そんな実情をサッカー主催側と何度か打ち合わせた結果、困難な時期だからこそ、この素晴らしい国際大会にネパールの山岳少年サッカーチームを参加させ、生きる元気を持ってもらいたいとの考えに至りました。彼らがネパールの将来を担う青年に育ってほしいとの願いを込めて、参加させる事になったのです。


代表者 サラドウ クマル ゴウチャン
ネパールの少年サッカーを応援しよう!
Let's support junior soccer players in Nepal

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